ネームサーバーについての豆知識
ネームサーバーって何?
ドメインはネームサーバーを設定することで初めて動作します。
ネームサーバーはWhoisで検索したときに表示されるドメインの基本設定情報です。
独自ドメインでページを表示したい場合、ネームサーバーの中でそのドメインについての情報が定義されていないと、ドメインは有効に機能しません。
ドメイン取得代行とレンタルサーバーを兼ねている業者などを利用してきた方の場合、これらの情報は取得代行の業者が初めから設定しているため、ネームサーバーを意識せずにドメイン利用をしてきた方も多いかと思います。

ネームサーバーの中での設定情報は以下のようなものがあります。
WWW で表示するページの場所のIPアドレス
メールサーバーのIPアドレス
FTPサーバーのIPアドレス

ページ閲覧者がWEBページを見ようとして、ブラウザからそのドメイン名のURLを指定して入力したときに、インターネット上では実際には以下のように動作しています。
  1. http://www.hogehoge.com/ を入力する。
  2. プロバイダのDNSサーバーがhogehoge.comドメインの設定をROOTネームサーバーからレジストラを検索して登録レジストラのデータベースの中からネームサーバー情報を取得する。
  3. hogehoge.comドメインのネームサーバーがns.hoge.ne.jpで、IPアドレスが10.10.0.1であることがわかった。
  4. ns.hoge.ne.jpという名前のネームサーバーがインターネット上で見つかった。
    ※ここでネームサーバーが落ちていると「そのようなドメインは存在しない」という結果が出てしまう
  5. ns.hoge.ne.jpの中で定義されているhogehoge.comドメインの情報を探す。
  6. ns.hoge.ne.jpの中で設定されているのhogehoge.comドメインの情報の中にwww.hogehoge.comについての情報が見つかった。
  7. www.hogehoge.comのIPアドレスをns.hoge.ne.jpから教えてもらった。
  8. www.hogehoge.comのIPアドレスにアクセスする。
    ※ここでWEBサーバーが落ちていると「サーバーが見つかりません」の状態になる
  9. 該当するIPアドレスのサーバーの中で定義されている、www.hogehoge.comという場所を表示するようにWEBサーバーにリクエストをする。
  10. WEBサーバーがwww.hogehoge.comとして定義されている場所(public_html)に入っているコンテンツを出力する。
このように多くの経路を通って、ドメインが動作しているわけです。
各プロバイダなどのDNSサーバーでは、この経路を短縮するため一度参照されたドメインの情報はキャッシュ(一時記憶)しておくようになっています。
このため、一度参照されたドメインについては応答が速くなるのですが、ドメインの情報が更新された場合もキャッシュしているものを返してしまうため、設定の変更がなかなか伝わりにくいというデメリットもあります。
各プロバイダのDNSサーバーがキャッシュしている内容は、プロバイダのDNSサーバーの自動リロード(再起動)によってクリアされ、新しい情報が再読み込みされます。
この周期がプロバイダによって異なるため、ネームサーバー情報を変更した場合、一時的に古い情報と新しい情報がインターネット上で混在することになります。
これをDNSの伝播といいます。

弊社サーバーを利用する場合、弊社のネームサーバー内ではWWWやメールの情報を設定します。
しかし、ユーザー側でネームサーバーを弊社のネームサーバーに指定していないと、いくら弊社側で設定を行ったとしても、設定情報はまったく無意味なものになるということです。
また、逆に弊社から他社への引越しをするという場合は、ドメインのネームサーバーを変更すればいつでも可能ということです。

最近はルータにProxyDNSという機能が付いていてDNS検索の経路を短縮してページの表示を早くする機能が付いています。
この機能を使用していると、ネームサーバーの設定情報がルータ内にキャッシュされてしまい、ネームサーバーの設定変更が伝わりにくくなってしまうというデメリットがあります。
できればこの機能はOFFにしてください。
また、パソコンソフトで同様の機能を持たせるものとして「驚速ADSL」などのソフトがあります。
動作としてはProxyDNSとまったく同じで、DNS情報をキャッシュしておき、ページの表示速度を早くするものです。
パソコンソフトではこの機能の他にMTU値(一度に読み込むセグメント数)を変更してスループットの速度を早める機能があります。
このMTU値を変更してしまうと回線やサーバーとの相性の問題が出てしまい、ページの表示ができなくなることがあります。

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